フィリピンを身近に感じる「日本とのつながり」

日本のNGOの活動先:第1位は地域別では「アジア」、国別では「フィリピン」

日本には多くのNGOが存在していますが、実は日本のNGOの活動先国として最も多いのはフィリピンなんです。

今回はデータも交えて、その点を詳しく見ていきましょう。

日系NGOの活動先:地域別では圧倒的に「アジア」が多い

日本のNGOの活動先として、まずは地域別にみるとどこが多いのか?まずは次の円グラフを見てみてください。

出典:JANIC「NGOデータブック2016

これは日本のNGOの基本情報が登録されている「NGOダイレクトリー」をもとにJANICが作成した円グラフです。

登録されている団体749団体のうち、アジアで活動しているのは510団体にも上ります。パーセンテージに換算すると、68.1%

日系NGOの活動先:国別では第1位が「フィリピン」

また、国別で活動先を見てみたものが以下の棒グラフになります。

出典:JANIC「NGOデータブック2016

そう、日本のNGOの活動先として最も多い国がフィリピンなんです。

データベース登録されている団体748(数がさっきより1つ少ないのは複数回答ありのため)のうち、63団体。

なぜフィリピンがもっとも多いのか?

では、なぜフィリピンが活動先国として最も多いのか?考察してみましょう。

まずは先ほどの棒グラフをもう一度見てみましょう。

出典:JANIC「NGOデータブック2016

活動地域としてはアジアが最も多いのを先ほど見ましたが、これをさらに細分して見てみると以下のようになります。

  • 東南アジア:5か国(フィリピン、カンボジア、タイ、インドネシア、ミャンマー)
  • 南アジア:4か国(ネパール、スリランカ、インド、バングラデシュ)
  • 東アジア:1か国(日本)

アジアとは言っても中央アジア・西アジア・東アジアでの活動は少なく、東南アジアと南アジアに偏在しています。これは「日本からの距離が近いこと」「解決すべき問題が存在していること」の2点が総体的に重視されているからと考えられるでしょう。

また、その2点を満たしている国のうち、フィリピンが1位になっているのは、公用語として英語が使われていることが大きいです。現地で活動するには、その土地に住む方々とのリレーションづくりが必ず必要になってきます。それを英語を通してできるというのは、かなりのメリットとなっています。

フィリピンで活動する主なNGO

以上で見てきたように、日本のNGOの活動国としてはフィリピンが最も多くなっています。

JANIC「NGOダイレクトリー」によると、2019年10月時点でフィリピンを活動対象国として登録しているNGOは82団体あります。

その中でも代表的なNGOを10団体ほどピックアップしてみました。各NGOのサイトを見てみると、フィリピンの現状が結構分かってきます

よりフィリピンの現状が分かるように、各団体のトップページではなく、各団体のフィリピンでの活動がもっとも分かりやすいページへのリンクにしています。ぜひ見てみてください。

参考・出典資料はこちら。

今回の記事の参考資料・出典元(引用元)は以下になります。卒業論文・修士論文・各種リサーチなどで元情報・元データが必要な方は、こちらを参照ください。