フィリピンを身近に感じる「日本とのつながり」

「日本のおもちゃ」とフィリピンのつながり

フィリピンを身近に感じる「日本とのつながり」、第2回目。

今回は日本の子供たちのおもちゃとフィリピンとの意外なつながりです。

ヨーヨーはフィリピンにおける戦争で生まれた。(諸説あり)

子供のおもちゃとして世界中で楽しまれているヨーヨー。実はこれ、フィリピンにおける戦争で使われた武器が起源と言われています。(諸説あり)

16世紀の半ば、スペインが植民地拡大のためフィリピン(当時はまだ国家は形成されていなかった)に上陸したとき、現地住民の激しい抵抗に遭いました。

当時、フィリピンの現地部族は狩りをする時、石・木片にツルを結んだものを木の上から獲物に向かって投げおろすことで捕獲していました。そしてこれを、スペインがフィリピンに上陸したときに武器として使用しました。木の上から敵に向けて一気に落として攻撃し、その反動を使って引き上げるというものです。

これがヨーヨーの原型となり、遊具化され、フィリピンで子供のおもちゃとなったと言われています。

そのヨーヨーが、なぜ世界に広まったのか?

ではそのヨーヨーが、フィリピンだけでなく、なぜ世界に広まったのでしょうか?それはフィリピンの歴史を見てみると分かります。

スペインの侵略により、フィリピンはスペイン植民地支配の時代に入ります。1529年(サラゴサ条約)から1898年(米西戦争)までの約370年間、スペイン植民地時代は続きました。

1898年の米西戦争でスペインがアメリカに敗れたことで、フィリピンはアメリカの植民地になります。

このアメリカ植民地時代に、フィリピンを訪れたアメリカ人商人がフィリピンのおもちゃであるヨーヨーに目をつけ、アメリカに持ち帰って販売を始めました。これをきっかけに、どんどんと世界中に広まったと言われています。

あくまで説ですが、そこから学べるフィリピンの歴史

と、ヨーヨーのフィリピン起源説に書いてきましたが、ヨーヨーの起源に関しては、明確に分かる文献がないため、どの説ももっともらしく見えるし、どの説も俗説のように見えます。

上記のフィリピン起源説もあくまで説ですが、ヨーヨーに似ていたものがフィリピンで使われていたのは事実のようです。その事実とアメリカ植民地時代からの広がりのくだりを見ると、この説が正しくも見えてきます。

とはいえ、あくまで説なので、ファクトとして理解するのではなく、そうかもしれないんだねーという理解で留めていただけると嬉しいです。

そしてそれ以上に、この説を通してフィリピンの歴史を学べるので、そのきっかけに使っていただけたらなと思います。