フィリピンを身近に感じる「日本とのつながり」

「日本のお菓子」とフィリピンのつながり。

フィリピンを身近に感じる「日本とのつながり」、第1回目。

今回は日本でお馴染みのお菓子とフィリピンの意外なつながりです。

グリコキャラメルの両手を挙げている陸上選手

そのお馴染みのお菓子とは、グリコのキャラメル。

最近ではパッケージの新しいのも出ていますが、グリコキャラメルの発売当初からのパッケージの表面には両手を挙げた陸上選手が大きく描かれています。

この「パッケージの両手を挙げた陸上選手」、実は実在した陸上選手で、しかもそれはフィリピン人なんです。カタロンというフィリピンの陸上選手です。

なぜフィリピンの陸上選手が、日本のお菓子のパッケージに?

では、なぜ遠いフィリピンの陸上選手が、日本のお菓子のパッケージで使われるようになったのでしょう?

それは、約100年前に遡ります。

今から96年前の1923年(大正12年)、大阪で第6回極東選手権大会(現アジア大会)が開催されました。フィリピンの陸上選手であるカタロンは、この極東選手権大会に出場し、しかもそこで優勝したんです。

1923年というのはグリコキャラメルが発売された翌年。カタロン選手が優勝する姿を見たグリコの社員が、「微笑みながら力強く両手を挙げてゴールインするポーズが商品イメージにぴったりだ!」と思い、パッケージに採用されました。「1粒300メートル」というグリコキャラメルのキャッチフレーズにも実にフィットしてます。

カタロン選手の前に、実は初代のパッケージがあった

ちなみにグリコのパッケージ、このカタロン選手は2代目

1代目は創業者の江崎利一が近所の境内で両手を挙げて走る子供をモデルにして作られたのですが、表情がリアルすぎて、消費者からのクレームが「怖い」とのクレームが相次ぎ、このカタロン選手のモデルに変更になったようです。

この辺の流れは、昨今とあまり変わらないですね。

年々スタイルがよくなるカタロン選手のパッケージ

さらにちなむと、このカタロン選手のパッケージも、年々デザインが修正され、どんどん足が長くなり、スタイルがよくなっているらしいです。